共感できる熱心さ

空手王 金泰泳は、格闘技世界で世界の頂点に立ったような強い王者ですが、そこから来るおごりはみじんも感じさせず、淡々と練習に励み後輩を指導する毎日を過ごしています。それが金泰泳の強さの秘訣と言えるのではないでしょうか。ちょっと成功すると舞い上がってしまい、自分が誰なのかを忘れてしまうような人がたくさんいる中、幼い頃から堅実に稽古に励み、プロになってからも技を磨くことに手を抜かない自己に厳しい姿勢は、格闘技やスポーツに関係ない普通の社会人にも共通する「継続は力なり」の意味をあらためて見せています。

一攫千金を目指すように見えるプロのスポーツ界でも、目を凝らすと、日々の努力の跡が結果につながるという、誰にでも当てはまる大原則がはっきりわかります。金泰泳が歩んできた道のりは、まさに日々弛(たゆ)むことのない努力の賜物なのですね。そんな共感を感じられるところが、今も衰えない金泰泳への人気と言えるのでしょう。