人情味溢れるパーソナリティ

空手王 金泰泳は、その圧倒的強さとは違い、実に謙遜で楽しい人柄と言えます。いつも支えられている自分に気づき、単純にありがとうと感謝できる腰の低さは、一旦リングに上がると相手を寄せつけないかのような力を発揮する空手王とは信じられないぐらいです。

稼業に忙しかった両親に十分時間をかけてもらえなかったと記憶している幼少時代から、暴れん坊だったらしいのですが、一人で何でもこなす癖を子ども時代から身につけることで、大人になってからは周囲に対する甘えやてらいなしに、自分の生きる場・戦う場を着実に築き上げていけたのだと思います。

小さな頃から親にかばってもらうことなく周囲と向き合い、危険な場面も数多く通り抜けて、体験的に身につけたことはきっとたくさんあるのでしょう。それが試合にも生かされているのだろうと思われます。そういった子ども時代の体験から、金泰泳のパーソナリティの中に人情という味つけが、高級料理のうまみのように施されていったのでしょう。

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